海外サッカーって何月にはじまるの?初心者向けに日程を解説

観戦

サッカーニュースを見ていると、「Jリーグ」と「ヨーロッパサッカー」では日程がバラバラなことに気づきませんか?中途半端な季節に、海外サッカーの移籍や開幕ニュースを見かけたのではないでしょうか。

ここでは最近見始めた人や、なんとなく知っているけどあらためて知りたい人に向けて、ヨーロッパサッカーの日程を一から説明していきます。

スポンサーリンク

ヨーロッパは8月から始まる秋春制

ヨーロッパのサッカーリーグは、8月から5月にかけて行われます。なぜこんな中途半端な時期なのか疑問に思うかもしれませんが、これはサッカー以外も含めたヨーロッパの日程と関係があります。

Jリーグは3月に始まり12月に終わります。春入学の日本においては自然ですね。同じ理由で9月から始まる秋入学のヨーロッパでは、8月から始まるのは当然ということです。この日程からJリーグは春秋制、ヨーロッパは秋春制とよばれています。

クラブチームは8月から5月にリーグ戦を行い、国の代表チームの大会(ワールドカップなど)は6月に行われます。

3つの大会を戦う

ヨーロッパのリーグでは、3つの大会を並行して戦うことになります。ここではスペインのチームを例に見ていきます。

スペインではリーガ・エスパニョーラというリーグ戦と国王杯というカップ戦の2つの大会が行われます。リーガ・エスパニョーラは20チームのリーグ戦(総当たり戦)です。ホームとアウェイの2試合ずつ行われるので、1年で各チーム38試合戦うことになります。国王杯はトーナメント戦です。強豪チームはシードがありベスト32から参加できます。ベスト32からベスト4まではホームとアウェイの2試合ずつ、決勝は1試合なので多くても9試合です。

そしてリーグ戦上位チームは、ヨーロッパ各国の上位チームが争うチャンピオンズリーグに出場できます。これは32チームによるグループリーグ6試合と、勝ち上がった16チームによるトーナメントが行われます。上位国以外でも、予選を勝ち上がって32チームに入ることができます。決勝までいけば合計13試合戦うことになります。

主な大会はこの3つです。つまり1年で46~60試合することになります。他にもリーグ戦とカップ戦の王者が戦う試合や、各大陸の王者が戦うクラブワールドカップもあります。そして国の代表戦も年間10試合ほどあるので、プラス15試合ほどあります。

移籍は「シーズン前」と「シーズン中」の年2回

リーグ戦などいくつかの大会は8月から行われることはわかりました。次は移籍期間を見ていきましょう。

移籍期間は「シーズン前の2か月(7、8月)」と「シーズン中の1か月(1月)」の2つあります。この期間に移籍が行われます。これ以外の期間にも交渉はできますが、例えば3月に移籍交渉が成立しても実際に移籍できるのは7月です。

シーズン前の7、8月にチームのベースを作るための移籍を、1月はそれを補う形で行うのが主流です。

まとめ

ヨーロッパでは秋入学が主流で、サッカーも8月に始まります。日本とヨーロッパでは日程が大きく違うことがわかったと思います。サッカーニュースを見るときはここを理解しておけばより楽しめるのではないでしょうか。

観戦
スポンサーリンク
シェアする
サクラダ