サッカーではトライアングル(三角形)が重要です。
ボール保持者と3人でトライアングルを作れば複数のパスコースができ、それによって守備を困難にさせることができます。
この記事ではトライアングルを作るとき、どういうポジショニングがいいのか解説します。
ポジショニングの基本「トライアングル」とは

サッカーにおいて、攻撃の基本はトライアングル(三角形)です。ボール保持者に複数のパスコースを作って攻撃するのが基本です。
今回は、「パスの出し手:パサー」と「受け手:レシーバー」のうち、レシーバーのポジショニングについて解説します
ポジショニングの3要素、距離、角度、高さ

レシーバーのポジショニングは「距離」、「角度」、「高さ」の3つが重要です。
距離:パサーとレシーバーの距離
角度:パサー1人とレシーバー2人で作られる三角形の角度
高さ:レシーバーの相手ゴールラインへの近さ(より前方にいるかどうか)
距離:チーム全体が広がる

パス回しではチーム全体の距離感が大事です。チーム全体が広がることで、守備側もそれをマークするために広がるからです。それにより相手の守備がスカスカになるので攻撃しやすくなります。
守備側目線で見れば、相手チームの距離感が近いと有利です。なぜなら一人で複数人を同時にマークできるからです。

しかし、いくら広がるほうが有利といっても遠いほどパスは失敗しやすいです。なので適度な距離感が大事です。現代サッカーでは5レーンを基準に広がることが一般的です。15m程度に広がってパス回しをします。
5レーンについて知りたい方はこちら。

ポストプレーとは?パスを出して近寄るメリット
ポストプレーとは、レシーバーからリターンパスをもらい守備のラインを越えるプレーです。(ラインを越えるについては、後で詳しく説明します。)
ドリブル突破するよりパスで安全に突破できるのがいいところです。このように場合によっては近寄るメリットもあります。

角度:ひし形を作る

複数のパスコースを作るには角度が大事です。角度がないとレシーバーが2人いてもパスコースは1つです。左右に広がってトライアングルを作ることが大事です。
トライアングルの誤解?実際はダイヤモンド(ひし形)
トライアングルを作ってパスを回す。今では常識ですが、実は誤解されているかもしれません。正三角形でパス回しをすると本当はとられやすいかも?
■角度60°では不十分? 120°と比較
ここではトライアングルの角度60°と120°のときのDFからパスコースまでの距離を比較します。
計算してみると、DFからパスコースまでの距離は、120°では3倍になります。このように角度が広がるほどパスカットされにくくなるので、実際にはトライアングルではなくダイヤモンドを意識したポジショニングが大事です。

高さ:ラインを越える

守備側はDF、MF、FWがそれぞれグループとして守備をしてきます。攻撃側がボールを前に運ぶためには、ドリブルやパスでそれぞれのラインを越えなければいけません。ここでもポジショニングは重要になってきます。
■例:SBのパスの受け方
SBのパスの受け方について考えてみましょう。左は角度を作るポジショニング、右は高い位置でのポジショニングです。この2つを比較します。

左のポジショニングは角度があるので安全にパスを受けられます。しかし前に運ぶにはここからドリブルでラインを越えなければいけません。
右は最初からライン上にいるので、ここでパスを受ければそのままラインを越えられます。しかし角度がないのでパスカットされる危険性もあります。
なので安全にパスを回すときは左のように角度を作り、ボールを前に運ぶときは右のように高い位置でパスを受けるのがいいでしょう。
■応用編:MFのパスの受け方
応用編として、MFのパスの受け方を考えてみましょう。

相手のMFラインを越えるまえに、まずはFWラインを越えることを考えます。その場合はどの高さに立つのがいいでしょうか。
この場合SBのときと同じように、相手と同じ高さに立てばパスを受けやすく、受けた瞬間にFWラインを越えられます。パスを受けるのが難しいときは、味方DFラインまで降りてきてパスを受けてもかまいません。
まとめ
・トライアングルでパスコースを作るのが基本。
・チーム全体の距離が広がるほど相手も広がるので攻撃しやすい。
・角度があるほどパスカットされにくいので、ひし形を意識したポジショニングを。
・ラインを越えるためには高さが大事。
ポジショニングを理解するのは一見難しそうですが、一つずつ理解すれば意外と単純だったのではないでしょうか。
(1)パスを受けるためには距離と角度を作る。(2)攻撃をするときはマーカーの高さを見る。これだけです。これさえ覚えればいいポジショニングはすぐ理解できます。ぜひここを意識してみてください。

